PR

デザイナーになるにはデザイン専門学校に行くべきか?

フリーデザイナーの稼ぎ方

 

デザインの仕事は専門の学校・大学に行き学んで出来る職種だと思っている人もいるようで。そのあたり私なりの意見をまとめました。

 

結論から言うとだれでもデザイナーになれます。レイアウトすることが出来ればOKです。

デザイナーになるために必要なのは学校ではなく感性(センス)、独学(学ぶ力)

デザイナーになるために必要なのは資格ではなくて「センス」と「デザインが好きな事」です。

高校を卒業してから専門学校に行くべきか、美術系大学に行くべきか、大学にいったけどデザイナーになりたいから専門の学校に行くべきか。。そのようなことで悩む方いるのでないかと思いますが、デザイン会社経営をしていた立場からいいますと、行かなくてもデザイナーになれるし、学校に出ても実戦で使えるデザイナーになるとは言えません。

 

現場で求められているのは、仕事の早い人が第一条件、覚えの早い人、まとめることの出来る人が必要な人材なのです。学校に出ているというのは採用の条件には入りません。

 

でも、デザイナーとして就職を考えているのなら自らをPRする材料を考えるべきです。
自分のWEBサイト(ブログでもOK)、SNS(インスタ)などで自らの作品発表をしておくと良いと思いますし、そのページは今後いろいろなことで役に立つ日がくると思います。

 

私の会社でもいろいろな人材を採用させて頂きました。デザイン専門学校に行った人、またく別の職種の人、ECショッピングサイトで管理をしていた人などさまざまな人たちに仕事をしてもらいました。

 

その中で、「本間くん」の話をさせて頂きます。彼は前職でECサイトで管理をしていましたが、デザイン的な仕事の経験はゼロでした。ましてやイラストレーターやフォトショップは使ったことがありませんでした。ですが、うちの会社ではECサイトを任せる場合一つのサイトに1人付けていましたのでページアップから顧客管理まで一貫して携わらなくてはいけない仕事内容になります。

 

商品ページのアップや商品の撮影、バナー作りなど全部こなさなくてはいけません。なので、「本間くん」には、まずはイラストレーターから覚えてもらって次にフォトショップの順で覚えて貰いました。与えた課題は「1週間以内にマスターしよう」でした。

 

具体的には簡単な○丸や□四角から初めて1週間でサンプルのデーターと同じ物を作ると言う宿題で午前中の3時間を使って覚えて貰いました。結果、物覚えの良い「本間くん」は3日くらいでマスターし、大体使える内容まで上達しました。ある程度まで使えると後は実践で上達するしかありません。

 

「本間くん」は自分自身の覚えの早さを自覚したのか、次々に楽しんでソフトを使いこなし平面から動画まで独自の世界観で商品販売のツールを作っていきました。その後、契約期間が終わり、彼は現在独立しています。外部発注で仕事の依頼もしています。

 

このようにわずかな期間でも楽しんで仕事を覚える人は、あっという間に「スキル化」してしまいます。ただ、ここで伝えたいのはイラストレーターやフォトショップと言ったデザイナーの最低限のツールは使えるようにしましょう。「本間くん」の場合はECショッピングで管理の仕事をしていたので補足としてデザインの仕事を覚えて貰ったのです。結果彼はそれをスキルにして独立できたのです。

 

日々変わるデザインに携わる環境

デザインといっても様々な仕事、ジャンルがあります。例えば平面であればページもの(DTP)、パンフレット、名刺、はがきなどのレイアウトデザイン、会社のロゴデザイン、食品・日用品のパッケージ、お土産品などの布モノ、陶器、ガラス、ケースなどの商品企画を兼ねたデザイン。

 

ウェブデザインも以前はお仕事がありましたが、今はウェブと言うよりはバナーなど撮影含む商品の画像のデザインがメインです。そして看板、ポスターなどのサインデザイン。


これらのデザインなどは仕上げの時のデータの作り方がそれぞれ違います。印刷会社や製造会社、印刷してくれる工場の機械にあわせてデータを作る、作る商品にあわせてレイヤー分けやデータの反転など様々な環境にあわせて作成しなくてはいけません。このような事は現場で覚えるしかないのです。

 

ソフトや機械などは常に新しくなりますから顧客にあわせる必要があります。だからと言って、本当にスキルの無い素人が「デザイナーになりたい」気持ちだけで仕事が見つかるのか?

もちろんそれは無理です。デザイナーになりたいのであれば目指すデザインの種類に応じて自分の作品集を構築することをお薦めします。

 

自分の作品集を作っておこう

自分の作品をファイリングやSNSなどで発信することは必要です。学生の頃から作ってきた趣味のTシャツデザイン、キャラクター、造形物。例えばアルバイト先で書いたお店のPOPなどわずかでも社会の中で役立ったモノなどもファイルしておくと良いと思います。


もちろんデザイナーを目指している方達は自分の作品集を日々作っていると思いますが、より効果がのある作品集で「自分をプロモーション」しよう。


1. ブログ・フェイスブック・インスタで発信
2. 作品スクラップブックを作る
3. お薦め作品集はTシャツ、マグカップ、ロゴマークなど一般的なレイアウトデザインの製作
4. 学生時代の貢献(学校祭などのポスターなど)


日々、何かを作っている事とブログなどで発信するあなたの生き方は、とても強い自分プロモーションになります。
まだなにも作っていないのなら是非作り始めてください。

まとめ:デザイナーへの近道は実績を作る事

印刷会社、デザイン会社、WEB製作会社、ECサイト運営会社など様々な会社でデザイナーは必要です。その会社ではデザインの仕事をデザイナーと呼ばないかもしれませんが、レイアウト作業に携われば「デザイン」の仕事になります。

小さな会社でも就職して仕事を覚えるのがデザイナーへの近道です。

 

自宅にイラストレーターやフォトショップのソフトを持っていないのであれば以下の無料ソフトが結構使えます。多少のツールが違えど仕上がるデータは同じなので何でも使ってみる事はいいことです。無駄にはなりません。

Photo pea
Photoshop代わりに無料で使用できる画像編集ツールです。オンライン上で使えるのでダウンロード不要です。ファイル変換もフォトショップデータ(PSD)に出来る。
*使用の際には日本語変換可能です。Moreタブを開き言語を日本語にするとOK。

Inkscape
Illustratorの代わりに使える無料ソフト。ドロー系のソフトです。ファイル保存はイラストレータ(ai)に出来る。

デザインの仕事については以下の本が役に立つのでどうぞ。

[wpap service=”with” type=”detail” id=”484436622X” title=”たのしごとデザイン論〈クリエイターが幸福に仕事をするための50の方法論。〉”]

 

[wpap service=”with” type=”detail” id=”4844365177″ title=”なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉”]

コメント

タイトルとURLをコピーしました